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遠隔講義などメディア授業について

DISTANCE LECTURES AND MEDIA CLASSES

多様なメディアを高度に利用して教室以外の場所で受講させる授業(メディア授業)を実施する際に、大阪大学で利用できるシステムを概観し、どのような選択肢があるかを紹介します。
それにより、まず何から取り組むかを選択する際の参考となることを期待しています。
個々のシステムの利用方法や活用事例については、本ページからリンクされる情報、提供される各種セミナー情報、本学教員個人の取り組みへのリンク等を参考にしてください。
本ページは、D3センター及び全学教育推進機構教育学習支援部が企画・提供しているものです。

メディア授業について

メディア授業とは文部科学省が定めた「多様なメディアを高度に利用して教室以外の場所で受講させる授業」のことで、大阪大学の学則でもこの形態の授業が定められています。
実施に当たっては、学内での規定が必要ですが、2019年5月の教育課程委員会にて、メディア授業に関する要綱並びにガイドラインが制定されており、その内容に従った授業が実施可能です。
メディア授業には二つのタイプがあります。それは「同時双方向型」と「非同時双方向型」で、それぞれ一定の条件を満たせば学生は自宅からも授業を受けることができます。

オンライン授業実践ガイド

全学教育推進機構では、様々なケースに対応したオンライン授業実践ガイドを公開しています。このサイトでは、大阪大学でオンライン授業を実施する際に使用可能なサービスについての情報を提供しています。

大阪大学でのメディア授業に利用できるシステム

メディア授業の実施にはITサービスの利用が不可欠ですが、大阪大学では以下のようなシステムが利用可能です。

1. 授業支援システムCLE(Blackboard Learn)

概要

大阪大学全学で利用できる授業支援のためのプラットフォームです。

特徴
  • 学務情報システムKOANと連携していて、KOAN上の科目に関しては初期設定が終わったコース(授業)のページが用意されています。
  • 学生の履修登録情報に同期しており(一日一回の同期)学生がKOANで履修登録を行えば翌日にはCLE上のコースにも登録されます。履修を確定しなくても、仮登録でコースにアクセスできますので授業日の前日までに学生が登録すれば第1回目の授業から利用できます。
機能
  • 講義資料の配布
  • レポートの回収
  • 質問の受付
  • 学生同士のコミュニケーション(掲示板)
  • オンラインテストの実施

2. 講義映像収録配信システム(Echo 360 Active Learning Platform )

概要

全学で利用できる講義映像収録配信システムです。

特徴
  • 一部教室での講義映像を自動収録して配信できます。
  • 自分のパソコンで講義を収録して配信できます。
  • YouTubeのようにビデオをアップロードして配信できます。
  • 上記いずれの場合も、授業支援システムCLEと連動して、講義の受講生だけがビデオを再生できます。また、ビデオのダウンロードはデフォルトでできない設定となります。
  • 同様にPowerPointのプレゼンテーションを画面にだけ表示したり、PDFファイルをダウンロードできない形で掲載することもできます。
  • 受講生がビデオを、どのぐらい再生したかなどのログを確認できます。
  • 自分のパソコンからLivestreaming 配信する機能が加わりました。

3. Blackboard Collaborate Ultra

概要

授業支援システムの提供会社であるBlackboard社の提供する、同時双方向の遠隔教育のためのプラットフォームです。デフォルトで250名まで(セッション開始前に、設定することで最大500名の出席者をサポート)の参加者に対して、双方向ビデオ配信、ブレイクアウトルーム(グループディスカッション等で利用)、ホワイトボード、ファイル共有、チャット、アンケート、クイズなどの機能を提供するものです。

特徴
  • CLEとの連携機能があり、CLE上のコースから毎回の授業を計画したり受講することができます。

4. Microsoft Teams ビデオ会議

概要

Microsoft がOffice365の機能として提供するビデオ会議システムです。
大阪大学では、CLEとOUMailのアカウントの連携で教員と学生が参加したビデオチャットが行えます。
利用には教員にOUMailのアカウントが必要です。詳細は下記のリンクをご覧ください。
利用期限はありません。

5. Zoom

概要
  • Zoom社が提供するクラウドベースのオンライン会議システムです。
  • 双方向ビデオ配信、ブレイクアウトルーム(グループディスカッションなどで利用)、ホワイトボード、ファイル共有、チャットなどの機能があります。
  • 各ミーティングでは、ミーティングホストと呼ばれるアカウントが必要であり、これに紐づけられた無料のライセンスと数種類の有料のライセンスがあります。
  • 無料ライセンス(ベーシック)では、参加者が3人以上のミーティングに40分の時間制限が適用されますが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている教育機関に対して、一時的に時間制限が解除されています。利用人数の上限は100名です。
機能
  • 無料ライセンスをCLEのEducationラインセンスのユーザープールに登録することで、CLEとの連携機能を利用することができます。 部局等で購入した有償のEducation や Proライセンスに対してCLEとの連携機能を設定することも可能です(事前にご相談ください)。Proライセンスは100名、Eduction ライセンスは300名までのミーティングをホストできます。

6. ロイロノート・スクール(協働学習環境)

概要

Loilonote Schoolは遠隔講義だけでなく、普段の授業をインタラクティブにできるツールです。
ロイロノート・スクールの利用にあたっては、授業や学生の登録が別途必要です。
詳細は下記リンクよりお調べください。