D3センターについて
「D3」とは、本センター設立の目的を示す「Digital design(情報をデータ化・使えるように)」、「Datability(高度かつ膨大なデータを解析・使いやすく)」、「Decision intelligence(様々な意思決定を支援する)」の略称です。
D3センターは、3つの主要なミッション(データ生成・収集、データ解析、データ活用)を担うコア(ミッションコア)を中心として、その下部に6つのサブコアを配置します。また、3つのミッションコアの中心に、これらを統括するデータ駆動コア統括コーディネーターを設置します。
ミッションコア
コーディネーター
データ生成による社会実装推進およびデータ収集を行います。
データの解析および研究適用による新たな学理の創出と研究DXを推進します。
データ活用による教育 DX および業務 DX を推進します。
3つのコアの活動を統括し、学内外に向けたサービス提供の展開をマネジメントします。
目標
国立大学法人大阪大学は、教育、研究、経営の多方面にわたりデータを活用することでさまざまな社会課題を解決する「データ駆動型大学」を目指しています。この取組を強力に推進するため、学内外にわたる情報基盤の構築と運用を長年にわたり支えている「サイバーメディアセンター」と、データビリティによる新たな科学の方法、すなわちデータによる研究 DX を探求する「データビリティフロンティア機構」とを核とした新しい組織「大阪大学 D3 センター」を2024年10月1日に創設いたしました。
D3センターの創設により、データ生成・収集、データ解析、データ活用まで一貫した研究体制が構築されます。これにより、本学のデータサイエンスに対する総合的な支援が可能となり、本学の研究・教育のデータによる発展を推進できるようになります。
D3センターは、15の研究部門に約70名の研究者を擁する組織となり、サイバーメディアセンターから引き続き共同利用・共同研究拠点としての活動を進めるとともに、新たな活動の成果を学外にも還元していくことで相乗効果を生み出し、共同利用・共同研究の活動の重要度・貢献度を高める効果が期待できます。
また、同センターを中核として学内の様々な組織を連携させ、オープンサイエンス施策により収集するデータの活用による社会課題を解決するための、学理構築、研究推進、人材育成、基盤整備を進めてまいります。これらの取組を通じて、本学の教育・研究・経営のあらゆる分野において、データを活用した活動を実装する「データ駆動型大学」へと変容させていく動きを先導してまいります。