令和6年度 学際共創プロジェクト【人間総合デザイン部門】
XR環境における身体動作に適応したインタフェースフレームワークの構築
研究代表者: 浦西 友樹(D3センター)
研究分担者: 白井 詩沙香(D3センター)、小林 聖人(D3センター)、清川 清(奈良先端科学技術大学院大学)
研究の背景
本研究では、これまでに取り組んできた「身体動作に内在する不可視情報の計測と伝達」を発展させ、バーチャル空間における身体動作に適応したユーザインタフェース(UI)フレームワークを開発することを目指します。
Virtual Reality(VR)、Augmented Reality(AR)、Mixed Reality(MR)の総称であるXR環境においては、従来のコンピュータ向けUIをそのまま適用することは実用的ではありません。そのため、XR環境の特性に適応したUIを構築する必要がありますが、現状では各事例ごとに試行錯誤しながら最適なUIを構築しているため、他の事例で得られた知識を転移して活用できていない課題があります。
研究の目的
本研究では、特定の事例で得られた身体動作や不可視情報を集積することによって得られる「知」を、別の事例のUI構築に活かすためのフレームワーク構築を目指します。身体情報の計測および提示手法を通じ、XR環境でのUIに関する研究を進めます。
具体的には、過去の研究成果を基に、スポーツの場面などで身体動作や力の入れ方といった不可視情報を学習者に伝達するための提示手法を確立することを目指します。自然言語による情報伝達に限定せず、空間への表現を用いて情報を直感的に伝えることを目指します。
本年度の成果について、詳しくは活動報告書(PDF)をご覧ください。