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全組織細胞イメージング/分子病態解析

2025.09.12
令和6年度 学際共創プロジェクト【バイオサイエンス部門・生命システム領域】

「全組織細胞イメージング/分子病態解析」

研究代表者: 橋本 均(薬学研究科)
研究分担者: 長原 一(IDS)、中島 悠太(IDS)


研究の背景

脳内では、多数の神経細胞で構成される神経回路の情報伝達を介して、さまざまな脳領域が相互に連絡し、情報の処理や統合を行っています。脳の情報処理や脳疾患のメカニズムを理解するためには、個々の神経細胞の活性化に伴うネットワーク間の情報伝達の変化を体系的に捉えることが重要です。これまでわたしたちの研究グループでは、高速・高精細に全脳をイメージングする顕微鏡装置「FAST」を開発し、疾患モデル脳などの構造や活動を網羅的かつアンバイアスに個体間比較する解析系を構築してきました。

研究の目的

本研究では、社会性行動に着目します。社会性行動は、脳の多くの領域で構成された広範なネットワークによって制御されていることが知られています。その中でも前帯状皮質(ACC)は、社会性行動に関与するいくつかの脳領域と相互接続されるハブ領域として機能しています。独自に開発した全脳イメージング顕微鏡「FAST」を用いて、マウスの社会性行動において、社会的刺激に応答するACCの神経細胞の亜集団の役割を解明することを目指します。

本年度の成果について、詳しくは活動報告書(PDF)をご覧ください。