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デジタル技術を活用した顎関節疾患に関連する顎偏位メカニズムの解明

2025.07.11
令和6年度 学際共創プロジェクト【ヘルスサイエンス部門・医療イノベーション】

「デジタル技術を活用した顎関節疾患に関連する顎偏位メカニズムの解明」

研究代表者: 高岡亮太(歯学研究科)
研究分担者: 早志英朗(D3センター)、野村健一(歯学研究科)、西村正宏(歯学研究科)


研究の背景

顎関節疾患(顎関節円板転位や退行性骨変化)は、噛み合わせの異常(すれ違い咬合や開咬など)を引き起こし、咀嚼障害や顔貌の変化を通じて患者のQOL(Quality of Life: 生活の質)を著しく低下させる深刻な問題です。しかし、これらの疾患により生じる顎偏位のメカニズムについては十分に解明されておらず、効果的な診断や治療法の開発につながる知見が不足しています。

研究の目的

本研究では、顎関節疾患と顎偏位のメカニズムの解明を目指し、患者の診断および治療に役立つ新規手法を開発します。デジタル技術を活用し、顎関節MRIデータおよび歯列の光学印象データをもとに、顎関節形態や咬合に関連する臨床パラメータを解析します。さらに、深層学習などの最新技術を応用し、不正咬合の新しい評価指標を提案するとともに、顎関節疾患の予防・診断・治療への応用を目指します。

本年度の成果について、詳しくは活動報告書(PDF)をご覧ください。