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インスタンスセグメンテーションに基づく歯科用セラミックスの結晶領域抽出法の開発

2025.09.05
令和6年度 学際共創プロジェクト【ヘルスサイエンス部門・医療イノベーション】

「インスタンスセグメンテーションに基づく歯科用セラミックスの結晶領域抽出法の開発」

研究代表者:山口哲(歯学研究科)
研究分担者:松下康之(IDS)


研究の背景

歯の修復に使用される歯科用セラミックスは、ガラスマトリックス内に熱処理条件に応じてさまざまな結晶が析出することで材料強度を発現します。そのため、結晶粒の形状や分散状態を観察することは、新しい歯科用セラミックスを開発するうえで重要です。しかし、従来の試料表面の電子顕微鏡像を画像処理する手法では、隣接する結晶粒が一つの塊として抽出されてしまうため、個々の結晶粒の領域を正確に抽出し、定量的に評価することが困難でした。

研究の目的

本研究では、歯科用セラミックスの電子顕微鏡像から結晶領域を自動で抽出するAIの開発を目指します。さらに、トポロジカルデータ解析により結晶分布の位相幾何学的特徴と機械的強度との関係を明らかにします。

本年度の成果について、詳しくは活動報告書(PDF)をご覧ください。