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血糖持続測定に基づく精緻な糖代謝プロファイリングの探索研究-深化と応用

2025.07.18
令和6年度 学際共創プロジェクト【ヘルスサイエンス部門・医療イノベーション】

「血糖持続測定に基づく精緻な糖代謝プロファイリングの探索研究-深化と応用」

研究代表者: 石原 真穂(医学系研究科)
研究分担者: 川崎 良(医学系研究科)、村木 功(医学系研究科)、平山 敦士(医学系研究科)、岡本 華奈(医学系研究科)
       長原 一(IDS)、中島 悠太(IDS)


研究の背景

糖尿病は国内外で年々増加しています。糖尿病は網膜症や腎症などの合併症や、その後の失明、透析、心血管疾患発症リスクを高め、医療・社会的負担が大きいことから、予防と早期発見が公衆衛生上の課題となっています。合併症リスクを早期に把握するため、血糖変動を簡便に測定可能なFlash Glucose Monitoring System(FGM)の要約指標が臨床現場で利用されていますが、非糖尿病者や境界型における病態変化を精確に捉えるには、さらに高精度な解析が必要とされています。

研究の目的

本研究ではFGMデータを基盤に、精緻な食事時刻推定および糖代謝評価法の探求を行います。このため、FGMによる血糖時系列データに対してガウス関数近似を基盤とし、フィルタリング処理を組み合わせることで、近似曲線と自記式食事記録との一致精度の向上を目指します。さらに、推定時刻を基に糖尿病リスク評価の新たな可能性を示します。

本年度の成果について、詳しくは活動報告書(PDF)をご覧ください。