2025年8月29日、大阪大学(The University of Osaka)D3センターにて、大学DX推進とデジタル学生証をテーマとしたセミナー「大学DXセミナー 標準デジタル学生証実証」を開催しました。本セミナーでは、大学DX推進のポイントやデジタル学生証プラットフォームの社会実装に向けた取り組みについて、多方面の専門家を招き、講演および意見交換を実施しました。
開催概要
- 開催日時:2025年8月29日(金) 13:00~17:00
- 会場:大阪大学(The University of Osaka) 吹田キャンパス D3センター吹田本館
- 参加形式:対面およびオンライン配信のハイブリッド形式
- 参加者:大学関係者および主催者招待者
- 参加者数: 406名(対面108名、オンライン298名)
- 主催:大阪大学(The University of Osaka)
主なプログラム内容
ご挨拶
- 開会ご挨拶: 大阪大学(The University of Osaka) D3センター長 降籏 大介(Furihata Daisuke)
- 来賓ご挨拶: 文部科学省 高等教育局 大学振興課 課長 石橋 晶 (Ishibashi Aki)様
講演
- 鎗水徹(大阪大学(The University of Osaka) D3センター DX研究部門長)による「大学DXの進め方及び今後のデジタル学生証への取り組み」

- フェリカネットワークス株式会社 多田順氏による「学生証プラットフォームで実現する大学DXへの貢献」

パネルディスカッション
「標準デジタル学生証の社会実装の実現に向けて」
モデレーター鎗水徹と各分野の有識者が、デジタルIDや標準仕様設計の課題について議論を行いました。
[パネリスト](敬称略)
佐藤 周行 (国立情報学研究所 トラスト・デジタルID基盤研究開発センター センター長)
猪俣 敦夫 (大阪大学(The University of Osaka) 教授/CISO)
森山 光一 (FIDOアライアンス ボードメンバー/FIDO Japan WG座長)
富士榮 尚寛 (OpenID ファウンデーション・ジャパン 代表理事)
米田 篤生 (フェリカネットワークス株式会社 事業開発部長)

実証デモ(現地のみ)
参加者は「学生証プラットフォーム」の実装例や、附属図書館での顔認証デモを体験することで、具体的な活用イメージを得ることができました。


意見交換会
セミナー終了後、医学部附属病院14Fのスカイレストランにて意見交換会が開催されました。参加者間でより具体的な意見交換が行われ、今後の共同研究や社会実装に向けた関係構築が進められました。
本セミナーは、対面・オンライン合わせて多数の参加者にご参加いただき、大学DX推進とデジタル学生証の未来像に関心を持つ多くの方々が専門的な知見を共有する貴重な場になったと考えております。今後のさらなる実証実験や成果展開に向けて、関係者一同で連携を強化してまいります。
皆様のご参加とご協力に心より感謝申し上げます。