CALLシステム

利用学生の声



 英語補講という授業を受けるきっかけで、CALL教室を利用することになりました。この教室は、英語を習う学生たちにとって最高の場所だと思います。そこにあるパソコンの中には、TOEICやTOEFLなど補助ソフトウェアが入っているだけではなく、時事英語、たとえばBBCニュースなども聞けます。もしこれらのソフトウェアを活用したら、語彙、聴力、発音など多方面にわたって英語をマスターすることが、難しいことではなくなるでしょう。
 そのほか、パソコンにロボワード翻訳のソフトウェアも備わっているため、授業中によく和訳の練習をする私にとっては、すごく便利だと感じています。それがあるから、翻訳の時間を随分短縮することができました。
 ところが、時にイヤホーンが使い過ぎで破れてしまう、あるいは、音が小さくて聞こえない場合もあります。もし定期的に点検していただければ、いっそう嬉しく思います。
 ともかく、このような良い学習環境を提供していただいて、本当に感謝しています。
(文学研究科 比較文学M1 曾 栄(ソウ エイ))

**********************************************

 4月から始まった授業のうち英語の授業でCALL教室を利用することになりました。こうしたパソコンを主に用いた授業形態は初めてだったのでとても新鮮でした。コンピュータは日頃からよく使用していたので授業自体にも前向きに取り込むようになりました。
 この授業ではヘッドホンが一人一人に与えられています。そのおかげで英語の発音を自分のペースで、聞き取れるまで聞くことができました。結果、単語なども効率よく正しい発音で覚えることになり学習の大きな助けとなりました。授業の学習ソフトもそれに応じて聞き取りに重点を置いたものが扱われています。また学習ソフトはCD-ROMで貸し出されたので自宅でも大学と近い環境で学習をすることができました。おかげで大学内だけでなく自宅での学習効率も上がり、これまで以上に英語の能力がついたと思います。また授業中にはネットを利用したTOEFLの模擬問題を解いたり、専門分野の単語テストを行ったりもしました。
 授業の最後にはWebOCMを利用して生徒間での情報交換などを行ったり、先生からの連絡を受けたりしています。これは他人を目の前にして直接話をするわけではないのでとても自然な言葉を打ち込むことができ、コミュニケーション手段としては大変よいものだと感じました。
 この授業はコンピュータ、ネットをうまく利用したとてもいいものだと思います。僕自身気張らず、適度に肩の力を抜いて授業を受けることができました。これからCALLシステムを使う人もうまく利用してほしいと思います。
(基礎工学部1年 阪元宏行)

**********************************************

 今回の授業では、主にListen to MeシリーズのIntroduction to College Lifeという教材を使った授業が行われました。この教材で一番驚いたことは、素材の新鮮さです。今までの教材では英語学習者向けに録音されたものが題材になっているものが多いのですが、この教材は従来のリスニング教材とは違い、実際 に日常で話されている生の音声が録音されており、より実践的なトレーニングを行うことができます。また、素材はUC Berkeleyで撮影されたということもあり、海外の学生や先生の話を聞くことにより、興味を持って学習に取り組むことができました。
 学習には個人差があり、人によって学習スピードが異なるのですが、CALLでの授業では、学生が自分のスピードに合わせて学習できるというのが大きな利点だと感じました。
また、WebOCMを通しての先生と学生とのコミュニケーションにより、ただ単に一方的に授業が行われているのではなく、先生と学生との 双方向の授業が行われているように感じました。例えば、毎回の授業の感想を書くときに、ある学生が先生にどのように英語の学習を進めて行けばよいかと質問すると、次の授業でこういった問いを取り上げてくれ、一人の疑問を全員に還元してもらえます。こういった双方向性により受動的になりがちな授業も、自分から進んで授業に参加することができました。
(基礎工学部2年 小賀智文)

**********************************************

 私は、野口ジュディー先生の「科学英語」という講義で、サイバーメディアセンターのCALL第2教室を使用していました。この教室は、他のCALL教室と同じように、Windowsのパソコン端末を各個人で使用することができます。2台のパソコンの間のモニターには講師の画面や生徒端末の画面を映すことが可能で、私は特にこの機能を便利に感じました。
 たとえば、誰かの英文を講師が添削する際には、その生徒の端末画面を全員で見ることができるので、添削の過程や注目すべきポイントがとてもわかりやすく学べました。また、この講義の最後には、英語によるプレゼンテーションが課せられていましたが、その発表時にも、パソコン画面を使って、プレゼンテーションソフトやOHPで作成した画像を全員で見ることができました。最近の学会発表では、パソコンを使ったプレゼンテーションが盛んに行われているので、本番の練習をする良い機会になったと思います。
 さらに、各端末はインターネット回線につながっているため、講義中に必要になった資料の検索が簡単に行えることも大きな利点です。
 しかし最初の講義では、このような機能にまったく慣れていなかったため、とても戸惑いました。現在でも、私はサイバーメディアセンターのごく一部の機能しか使いこなせていないと思います。「もったいない」と思う反面、使い方を学べないことが残念です。
 「科学英語」は、サイバーメディアセンターの端末機能を利用した、新しいかたちの講義だと思います。今後も、新しいソフトの導入などを行って、より快適なシステムを提供して頂き、私たちもそれを活用できるようにしていきたいです。
(山田 歩)

**********************************************

 私は野口Judy先生の「科学英語」の講義をCALL第2教室で受けました。この講義ではCALL第2教室のシステムを生かして、論文の書き方を勉強するという形式の講義でした。論文の構成を理解して書き方をマスターするために、一般的な論文の形式を先生が教官端末を使って示し、それにそって翌週までに書上げ、提出した英文を先生が添削して批評すること、講義が進行しました。このシステムは講義を受けている学生全員に、実際の論文執筆作業や、添削の過程を示すことができ、非常に有効な方法だと思いました。さらに、自分の論文をパーソナルコンピュータで作成したものを、電子ファイルのまま講師端末に送信、回収することができるのが、講義の進行を実質的なものにするために役立っていたと思います。しかし、本講義が5時限に行なわれており、大阪大学サイバーメディアセンターのCALLシステムが午後6時でシャットダウンしてしまい、講義の進行に大きく影響することが何度かあり、その点が今後改善されていくとより良くなると思います。
(浅井)

**********************************************

 CALL教室で今回受けた授業は、科学系の学術英語を身につける演習形式の授業です。実際には、発表、宿題提出、Webを使った発音チェック、Web紹介、ソフトウェア紹介、そしてヒアリングした英語をタイプする練習などをCALL教室の設備を用いて行いました。先生が作った書類を参考資料として受けとったり、宿題や授業中に作った書類を提出したりすることが多かったのですが、CALL教室ではそれらのファイルの受け渡しが一瞬でできるのでとても驚きました(便利でした)。
 一番印象に残っているのはWebの紹介やソフトウェアの紹介です。最近では、情報を得るのにWebを使うことがほとんどです。しかし、情報の多さ故にWeb上のどの情報が有効でどのように活用するのが自分にとっていいのかを判断することはそう簡単ではありません。Webの言語が外国語であったらなおさら難しく、ひとつの情報を得るのに多くの時間を無駄に浪費してしまうことが多々あります。また学術英語の場合、それぞれの生徒によって専攻が異なるので英語のみならずWebサイトも生徒によって違ってきます。今回の授業では、モニターに写る先生のWebの使い方や書類の活用方法を参照しながら自分の作業を行い、授業中になんらかの形で書類を提出したりしました。もし見ているだけの受動的な授業だったら、授業中習ったテクニックや情報を自分の課題に応用できず、授業の印象としてはつまらないものになっていたと思います。一回一回の授業が受動的でも能動的でもあったので、テクニックや知識が目に見えて成果となり、生き生きとした授業になったと思います。

**********************************************

私はもっとCALLシステムでしかできないことを増やすべきだと思う。たとえば、CDをスピーカーから出力したり、レジュメを各デスクの間にあるディスプレイに表示したりといったことは、別にCALLシステムを使わなくてもいいことだ。共通教育棟のリスニング教室とコピー機があれば十分代替可能だろう。ただ、CALL端末にしかできないことをしようとしても、現状のWebOCMは使い勝手が悪い気がする。というより、折角の高機能を活用し切れていない。自宅のPCにインストールするためにはActiveXのインストール、外部ユーザー登録と二段階踏まなければならないし、学内のCALL端末でも「新世界」くらいしか使うことがなかった。特に辞書機能は授業以外にも、自宅での予習・復習の際に使えたらとても便利だと思うのだが、現在フランス語の辞書は使うことができない。WebOCMのページに「主な機能」がいろいろ書いているが、使わなければ、使えなければ意味がないだろう。

一方で、私が1セメで受けたフランス語の文法の授業では、主な活用を「活用虎の穴」というWebページで繰り返し覚えることができた。これは学外からも簡単にアクセスできて、復習にかなり便利だった。また、私の担当教官はプレゼンファイルを用いて授業を進めていたが、マウスをクリックすることですぐに音声を再生したり次のページに行くことができるので、テープやCD+テキストを使うよりは生徒側としてもやりやすかった。ただ、教官自身も言っていたが、黒板やホワイトボードに書いて授業をするのと比べて間の取り方が多少難しいように私も思う。割とサクサクと授業が進んでいくが、次のページにいってしまい、メモを取り損ねたことも何度かあったので、この辺の調整は難しいように感じる。

あと、授業以外でも折角のCALLを生かしきれていない部分が多いような気がするので、授業で使わないものも自宅からアクセスできるようにしてほしい。特に豊富な英語のリスニング教材は魅力的なのだが、私は部活動の都合もあって教育研究棟が閉まった後くらいしか時間を作れないので、それから教育研究棟に篭って自習しようとはなかなか思えない。ライセンス上の問題や阪大生であることの認証方法など課題も多いだろうが、できるだけWebベースでいつでもアクセスできるようにしてほしい。

**********************************************

 私は留学生で、今年「留学生英語補講」という授業に参加して初めてCALL授業を受けました。CALL授業というのは、コンピュータを用いた言語の学習のことです。サイバーメディアセンターでは、英語の学習のためのいろんなソフトが用意されていました。私は英語が初心者なので、英語のレベルは低かったです。だからこの授業に出るとき、少し不安がありました。みんなに迷惑をかけないかと心配しました。しかし先生がみんなのレベルにあった授業を行ってくれました。私のような初心者は、一番基礎の英単語を勉強し、英語を知っている人はもっと高いレベルのTOEFLの単語を勉強します。それぞれ先生が事前に録音した単語を「Calabo2000」というソフトを利用して聞きます。単語の練習が終わったら、簡単な翻訳をやります。翻訳するときは「瞬間翻訳ロボワードV6」を利用します。このソフトがあるから、知っている英単語は少ないけれど、翻訳するときにとても便利でした。CALL授業のもう一つ便利なところは、「Calabo2000」に録音しているものをテイクアウトできることです。だから家に帰っても、英語の勉強ができます。私はこの授業を受けてよかったと思います。このおかげで英語の勉強もいっそう楽しくなりました。
これからもどんどんCALL授業を利用して、英語を勉強して行きたいと思います。