情報教育システム

TA(Teaching Assistant)の声


 今年度に情報活用基礎科目のTAを担当しました。 昨年度も学科内のTAを担当していたので不安はありませんでした。
 しかし、OSがWindowsだと思っていたのに、電算室にあったのはLinux Terminalでした。Linuxは扱ったことがありませんでしたが、以前から興味があったので、今回Linuxを勉強するのも良い機会だと思いました。Windowsに比べて非常に性能が落ちると思っていたのに、C言語をコンパイルするためのIDE (Integrated Development Environment)が構成されていなかったこと以外は、不便さは感じませんでした。もちろん、学生からは初めて使うオープンオフィス、gnuplot等のプログラムに対して質問が多くありましたが、知らない部分は私も一緒に勉強しながらTAを務めました。
 しかし、今年からLinuxの主流がkernel2.6基盤を使用しているのに、学内電算室のLinuxはkernel2.4基盤を使用しているということで、習う学生達に最新Linuxバージョンを紹介出来なかった事が、唯一の心残りであります。
 しかし、一学期間、学生の指導を通じて自分も成長できた意味のある時間になったと思います。

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 今年度の前期に情報活用基礎およびプログラミングAのTAを担当させていただきました。
 授業はすべてサイバーメディアセンターの新棟で行われたのですが、私が学部生のころに授業で使用したときと比べてLinux端末が非常に使いやすくなっていて驚きました。特に、以下の(1)・(2)が実現されていることが、サイバーを非常に快適にしていると感じました。
(1) USBメモリを使用することができる(編集部注)
(2) MS-Officeと互換性のあり、動作も比較的安定しているアプリケーションが使用できる
(1)・(2)により、家のWindowsマシンでOfficeを使用して作成したレポートをUSBメモリに入れておき、空き時間にサイバーでさらに編集するというような使用方法が可能になりました。このことに恩恵をうけている学生は多いだろうなと感じました。
 サイバーが使用できる時間帯がさらに延びると、より便利になると感じました。例えばプログラミングAの授業では、10時間以上かかり得る課題が1学期に2回程出題されますが、現在のサイバーのような快適な計算機環境が長時間使用できると非常に課題がはかどります。また、現在では5時間目終了後しばらくすると端末がシャットダウンされますが、もう少し遅くまで使用できると、5時間目の授業終了後に受ける質問に計算機を利用してじっくり答えることができようになります。これらのことから、サイバーの利用可能時間がさらに延びて、平日・土日の夕方遅くまで利用できるとさらに便利だと感じました。
 半年間TAで利用しましたが、サイバー新棟は僕にとって居心地がよい素敵な空間でした。これからも多くの人にとってサイバーが憩いの場になっていけばいいなと思いました。

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(編集部注)「8月31日現在、USB メモリは一部動作しないものが報告されており、調査中です。」