編集後記

年報第4号をお届けします。この号も桜の咲き誇る頃に発刊予定ではありましたが、諸般の事情に加え、編集を担当いたしました私が4月よりサイバーメディアセンターに異動になりましたことによる不慣れも重なりまして、気づけばすでに夏本番となってしまいました。発刊が大幅に遅れましたことをお詫び申し上げます。
この4月より国立大学も独立行政法人となり、ますますそれぞれの真価が問われることとなりました。サイバーメディアセンターも例外ではありません。しかし、社会人であれ学生であれ、コンピュータが使えることが当たり前となり、またオフィスや家庭向けの普及型においてもかなり高性能になっている今、あえてセンターにまで足を運んで利用したいという方が少なくなっているのは事実です。そのような状況の中、今利用者に何を求められ、それに対してどのように応えていけるのか、その答えをだしていくことが今後のサイバーメディアセンターの発展にもつながるのではないかと考えております。「阪大サイバーメディアセンターがあってよかった」と言っていただけるような機関を目指し、日々精進していければと思います。
 コンピュータの普及により、人間は便利な社会を築くことができています。しかし、コンピュータ社会は諸刃の剣です。実際、コンピュータがなければ何もできないといった人間も増えつつあります。今や子供からお年寄りまで身近となっているコンピュータの存在ですが、その発展が目覚しく、人々が関心を寄せている今だからこそ、あえて「人間」の在り方にも目を向けてみたいと思う昨今です。
最後になりましたが、非常にご多忙ななかご寄稿ありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

                                                  (A.H)

広報委員会委員