スーパーコンピュータSX-5 の
visualize 端末(WS)からの利用について


visualize(vis01~10、visd01,visd02)にはSX-5の実行形式ファイルを作成するクロスコンパイラ(sxf90、sxhpf、sxmpif90)が導入されております。また、SX-5 にジョブ投入を行うNQS コマンド(qsub、qstatr、qdel)も導入されておりますので、SX-5 にログインすることなくvisualize からSX-5を利用できます。
(注)visualize 上のNQS コマンドのパス名が/usr1/local/sxrcmd/cmc/...に変更になっています。

【クロスコンパイラの使用例】
%sxf90 samp.f (SX-5 用の実行形式ファイルa.out を作成します。)
・SX-5 のfortran90 コンパイラは、セルフコンパイラ(SX-5 のf90 コマンド)よりクロスコンパイラのほうが性能がよく、数倍速くコンパイルできます。
sxf90 コマンドの主なコンパイルオプションについては、about-sxf90 コマンドを参照してください。

【NQSジョブの実行方法】
スクリプト名:scriptfile
# Batch request script sample
# @$-q p4  (オプションの指定)
#@$

a.out  (コマンドの指定)
・ジョブスクリプトはSX-5(SX-4)と同じ形式です。
・オプションはコメント行の"#"に続けて文字列"@$"を記述します。"@$"を記述しなければ単なるコメントとして解釈されます。

【実行例】
% /usr1/local/sxrcmd/cmc/qsub scriptfile

(注意事項)
  1. 各ジョブクラスの制限については、abou-sx-class コマンドで確認してください。
  2. SX-5にログインするときは、ホスト名(sx5)かIP アドレス(133.1.4.5)を指定してください。
  3. SX-5のローカルファイルは、ホーム領域(/sx/cmc/利用者番号)と短期ファイル(/sxshort/利用者番号)が利用できます。短期ファイルはファイル負担金が無料ですが、ファイル作成後1週間で消去いたします。
  4. SX-4にあったローカルファイルは、各利用者のホーム領域にsx40及びsx41 というディレクトリを作成して移行しております。